
2024年4月から始まった相続登記義務化に対応し、東濃・名古屋エリアの不動産相続をサポートする株式会社林組様の啓発パンフレットをデザインしました。A4巻三つ折り(全6ページ)の仕様で、複雑な法改正内容を分かりやすく伝えるとともに、具体的な行動を促す設計を心がけました。

表紙には三世代の家族写真を配置し、「相続した家・土地・空き家 家族の未来につなげませんか?」というメッセージで、重くなりがちな相続の話題を前向きに捉えられるよう工夫。
デジタル連携による価値の最大化


本パンフレットの最大の特徴は、QRコードを活用したWebサイトとの連携機能です。
- 緊急度診断への直接誘導:相続登記の緊急度を診断できるWebツールへダイレクトにアクセス
- リアルタイムカウントダウン:期限までの残り日数を動的に表示するページへ誘導
- 効果測定システム:パンフレット専用のパラメータ付きQRコードにより、紙媒体からの流入数を正確に計測
この仕組みにより、配布したパンフレットがどれだけWebサイトへの送客に貢献したか、さらには問い合わせにつながったかを数値で把握できます。従来は効果が見えにくかった紙媒体の投資対効果を可視化し、マーケティング戦略の最適化を可能にしました。
情報設計とユーザビリティ

6ページという限られた紙面に、法改正の概要、必要な手続き、林組のサポート内容を体系的に配置。専門用語を極力避け、イラストや図表を効果的に使用することで、幅広い年齢層に理解しやすい内容としています。

巻三つ折りの特性を活かし、開いていく過程で段階的に情報が深まる構成に。最初に問題提起、次に解決策の提示、最後に具体的なアクションへと、自然な流れで読み進められる設計です。
成果と展望
オフラインとオンラインを シームレスにつなぐ本パンフレットは、DX時代における印刷物の新しい価値を示す事例となりました。
地域に根ざした林組様の信頼感と、デジタルの利便性を融合させた、効果的なマーケティングツールとして機能しています。
\ その他、ビジネスツール実績はこちら /